【若手リハビリ職へ】正直しんどい…飲み会、スマートに断るには?もう悩まない!あなたの心を守る具体的なコツ

新人の皆さん、そして1~3年目の若手PT/OT/STの皆さん、こんにちは!
毎日患者さんのために奮闘し、ようやく仕事にも慣れてきた頃でしょうか。

そんな中、職場でふと耳にする言葉。
「今度、みんなで飲み会行かない?」
「〇〇さんの歓迎会、企画しようか!」

……正直に言います。
「あぁ、またか…」
「行きたいけど、疲れてるし…」
「できれば行きたくないなぁ、でも断りにくい…」
なんて、心の中でモヤモヤしていませんか?

大丈夫です、あなただけではありません。
私自身も、若手時代は飲み会の誘いに「どうしよう…」と胃がキリキリした経験、数えきれないほどあります。
リハビリの現場は人間関係が密だからこそ、余計に気を遣いますよね。
「断ったら先輩に嫌われるかな?」
「空気が読めないって思われたらどうしよう?」
そんな不安が頭をよぎるのも当然です。

でも、安心してください。
飲み会に行かない選択は、決して悪いことではありません。そして、無理せず、人間関係を壊さずにスマートに断る方法は、ちゃんと存在します。
今回は、あなたの心が少しでも軽くなるように、若手リハビリ職が知っておくべき飲み会の「賢い断り方」を、具体的なセリフと共にお伝えします。


なぜ、飲み会を断るのがこんなにも難しいんだろう?

まず、なぜ私たちは飲み会の誘いを断ることに罪悪感を抱いたり、尻込みしてしまうのでしょうか?若手リハビリ職ならではの理由を考えてみましょう。

  • 職場の人間関係への不安: 特に新人・若手は、人間関係の構築が何よりも大切だと感じますよね。「飲み会は交流のチャンス」と言われると、行かないことで関係が築けないのでは、と焦ってしまいます。
  • 「常識」や「協調性」へのプレッシャー: 「付き合いが悪い」と思われたくない。先輩や上司の顔を立てたい。そんな気持ちが働くのは、真面目な証拠です。
  • 断る理由が思いつかない: どんな理由なら角が立たないだろう?嘘をつくのも気が引けるし…と、頭の中でぐるぐる考えてしまいます。
  • 仕事の評価への影響: 「あの人は付き合いが悪いから、仕事を任せにくい」なんて思われたらどうしよう、と不安になることも。

これらの気持ちは、どれも真っ当なものです。
だからこそ、無理をして参加し、翌日「やっぱり行かなければよかった…」と後悔するよりも、自分の心と体を守る選択をすることが、長いリハビリ職人生を歩む上でとても大切になります。

これだけはNG!やってはいけない断り方

まず、あなたが無意識にやってしまっているかもしれない、避けたい断り方から見ていきましょう。

  • NG1:曖昧な返事・直前のキャンセル
    「ん?、ちょっと考えておきます…」と煮え切らない態度を取ったり、当日になって「やっぱり無理です」と連絡するのは、相手に大きな迷惑をかけてしまいます。お店の予約や人数調整など、幹事さんの手間を増やしてしまいますし、信用を失いかねません。

失敗談:

私も昔、悩みに悩んで返事を引き延ばし、結局「やっぱり体調が…」と当日に連絡してしまったことがありました。その場の空気が凍るのを感じて、本当に申し訳なかったし、自己嫌悪に陥りました。次からはもっと早く、しっかり返事をしようと心に誓いましたね。

  • NG2:嘘だとバレるような断り方
    「その日は実家の猫が具合悪くて…」など、あまりにもバレバレな嘘や、後で矛盾が生じるような嘘は避けましょう。職場は意外と狭い世界です。後でバレた時に信頼を失うリスクの方が大きいです。

  • NG3:逆ギレ・不機嫌な態度
    「え、またですか!?」「行きたくないんですけど…」と、誘われたこと自体に不満そうな態度を取るのは論外です。相手は好意で誘ってくれている場合も多いので、感謝の気持ちを忘れずに。

賢い断り方の【3つの基本原則】

じゃあ、どうすればスマートに断れるの?と焦る前に、まずは心に留めておいてほしい基本原則を3つお伝えします。

  1. 感謝と労いを伝える:「誘っていただきありがとうございます!」の一言は魔法の言葉です。相手は「誘ってよかった」と感じ、断られても悪い気はしません。
  2. 早めに、はっきりと伝える:誘われたら、できるだけ早く返事をしましょう。悩む時間も必要ですが、数日以内には伝えるのが理想です。曖昧な返事ではなく、「今回は辞退させていただきます」と意思を明確にしましょう。
  3. 理由を簡潔に、しかし誠実に伝える:長々と説明する必要はありません。かといって、全く理由がないのも不自然です。
    「先約がある」
    「体調が優れない」
    「どうしても外せない用事がある」
    など、具体的なことはぼかしつつも、誠実さが伝わる理由を伝えましょう。

シチュエーション別!今すぐ使える「スマート断り文句」集

さあ、ここからが本番です!具体的な断り方をシチュエーション別に見ていきましょう。

シチュエーション1:直属の先輩や上司からの誘い

一番気を使う場面ですよね。でも、心配しすぎなくて大丈夫!

使えるフレーズ例:

  • 「〇〇さん、お誘いありがとうございます!大変申し訳ないのですが、その日はあいにく先約がありまして…。またの機会にぜひ参加させてください!」
    • ポイント: 「あいにく先約」は、具体的な内容をぼかしつつ「前から予定があった」と伝える便利な言葉です。
  • 「お声がけいただきありがとうございます!実は最近、体調が思わしくなく…。皆さんと楽しい時間を過ごしたいのですが、今回は辞退させていただきます。また元気な時にぜひ参加させてください!」
    • ポイント: 体調不良は誰も責められません。ただし、翌日以降は元気なフリをしすぎないよう注意。
  • 「ありがとうございます!ぜひ参加したい気持ちは山々なのですが、最近、少し疲れが溜まっておりまして…。今回はゆっくり休ませていただきたいです。皆さんの飲み会の話、また聞かせてくださいね!」
    • ポイント: 素直に疲労を伝えるのもアリです。「休みたい」という意思表示は、自分の健康管理のためにも重要です。

シチュエーション2:同期や親しい同僚からの誘い

比較的断りやすい相手ですが、ここでも配慮は忘れずに。

使えるフレーズ例:

  • 「〇〇、誘ってくれてありがとう!すごく行きたいんだけど、ごめん、その日は外せない用事があるんだ。また近いうちに個別にご飯でも行こうよ!」
    • ポイント: 「個別にご飯」など、代替案を提示すると「行きたくないわけじゃないよ!」という気持ちが伝わります。
  • 「誘ってくれて嬉しい!でも、ごめんね、最近ちょっとプライベートでバタバタしてて、今回は見送らせて。みんなで楽しんでね!」
    • ポイント: 「プライベートでバタバタ」も、具体的な内容をぼかすのに有効です。

シチュエーション3:急な誘い・当日の誘い

これは一番困りますよね。でも、焦らないで。

使えるフレーズ例:

  • 「〇〇さん、お誘いありがとうございます!急なお誘いで大変申し訳ないのですが、今日はもう予定を入れてしまっていて…。また今度ぜひお願いします!」
    • ポイント: 「すでに予定がある」と伝えるのがシンプルで有効。急な誘いは相手にも非があるので、深く気に病む必要はありません。
  • 「ありがとうございます!すごく魅力的なお誘いなのですが、すみません、今日はちょっと疲れていて…。また次回、ぜひお声がけください!」
    • ポイント: 体調や疲労を正直に伝えましょう。

シチュエーション4:どうしても参加したくない、でも角を立てたくない時

そんな時は、少しだけ工夫が必要です。

  • 参加はするが、早めに帰る:「一次会だけ参加させてください!」「次の日、朝早いので、〇時くらいまでなら参加できます!」と事前に伝えておく。
    • ポイント: 「顔を出す」という誠意を見せつつ、自分の負担を減らせます。
  • 飲み会以外の形で交流する:日中の休憩時間や業務時間中に、積極的にコミュニケーションを取る。誘いを断った後、翌日に「昨日は楽しかったですか?」「また皆さんの話聞かせてください」と声をかけるなど、フォローを忘れない。
    • 私の体験談: 私は飲み会が苦手だったので、休憩時間は必ず職場のメンバーと話すようにしていました。患者さんのこと、趣味のこと、何でもいい。そうすると、「あの子は飲み会には来ないけど、普段はちゃんと話してくれる」という信頼が生まれて、飲み会を断っても特に何も言われなくなりましたよ。

断った後が肝心!良好な人間関係を保つために

飲み会を断ったからといって、それで終わりではありません。むしろ、ここからが大切です。

  • 翌日以降のフォロー:断った相手には、翌日会った時に「昨日はありがとうございました(誘ってくれて)」や「飲み会、楽しかったですか?」など、声をかけるようにしましょう。気にかけている、という気持ちを伝えることが大切です。
  • 普段からのコミュニケーション:飲み会に参加しない分、日中の業務時間中に周囲とのコミュニケーションを積極的に取るようにしましょう。挨拶、声かけ、仕事の相談など、普段の何気ない交流が、あなたの人間性を周囲に伝え、信頼関係を築いてくれます。
  • 感謝の気持ちを伝える習慣:日頃から先輩や同僚に感謝の気持ちを伝える習慣を持つと、いざという時に断っても「いつもありがとうね」という気持ちが伝わりやすくなります。

それでも「断るのが怖い」あなたへ

ここまで読んでも、「やっぱり断るのは勇気がいる…」と感じるかもしれません。その気持ち、痛いほど分かります。

でも、考えてみてください。

リハビリ職は、患者さんの心と体に向き合う、とてもエネルギーの要る仕事です。自分の心と体が健康でなければ、患者さんに最高のパフォーマンスを提供することはできません。

  • 自分の時間を大切にする勇気:飲み会への参加は、あなたの時間とエネルギーを使います。その時間を、自己研鑽に使ったり、大切な人との時間に充てたり、ただゆっくり休んだりすることは、決して「悪いこと」ではありません。むしろ、心身を整えるために必要な時間です。
  • 「良い人」でいる必要はない:無理をして「良い人」を演じ続けると、いつか疲弊してしまいます。自分の心の声に耳を傾け、「今日は行きたくない」という気持ちを尊重することは、決してわがままではありません。

「自分を大切にする」こと。これは、あなたがリハビリ職として長く働き続けるためにも、とても重要なことです。飲み会を断ることは、その「自分を大切にする」一歩だと思ってください。

まとめ:あなたの心と体を守る選択を

いかがでしたでしょうか。

飲み会をスマートに断ることは、単なるテクニックではありません。自分の心と体を守り、充実したリハビリ職人生を送るための大切なスキルです。

  • 感謝を伝え、はっきりと、早めに断る
  • 曖昧な返事やバレる嘘は避ける
  • 断った後も、普段からのコミュニケーションと感謝を忘れずに

最初の一歩は勇気がいるかもしれません。でも、一度実践してみると、意外とすんなり受け入れてもらえることが多いと気づくはずです。

もし、今回紹介したフレーズでうまくいった、あるいはもっと良い断り方があった!という経験があれば、ぜひ私たちにも教えてくださいね。
あなたの心が、少しでも軽くなることを願っています。

これからも、自分らしく輝くリハビリ職として、一緒に頑張っていきましょう!


この記事は、若手リハビリ職の皆さんの声から生まれました。皆さんの日々の悩みや疑問が、次の記事のヒントになります。もし、他にも「こんなことに悩んでいる」「こんな情報が欲しい」ということがあれば、ぜひお気軽にフィードバックをお寄せください。皆さんの声が、私たちの力になります。

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